こんにちは。「とやまリサーチャー」です。
富山には、観光ガイドには大きく載らない“隠れ絶景”が意外と多いのですが、その中でも私が初めて訪れた時に「どうして今までここを知らなかったんだろう?」と驚いたのが、小矢部市の 宮島峡(みやじまきょう)です。
渓流のせせらぎ、連続する滝の景観、そして森の中にひっそりと佇むビーナス像――。まるで自然とアートが共存する“野外美術館”のようで、街中の喧騒を少し忘れたい時にぴったりの場所なんですよね。
この記事では、実際に歩いた時の体験も交えながら、宮島峡の魅力をご紹介します。
【迫力の滝】小さなナイアガラ「一の滝」
宮島峡入口からすぐ出迎えてくれるのが、通称 「小さなナイアガラ」 と呼ばれる一の滝です。

高さこそ控えめですが、幅広い流れが段差を一気に滑り落ちる迫力は想像以上。
「ここまで見応えがあるとは…!」と、初めて訪れた時は思わず立ち止まってしまいました。
小矢部市中心部から車で約20分とは思えないほど涼しい空気が流れ、ちょっとした避暑地のような雰囲気も魅力。
滝壺周辺には大きな岩がごろごろしていて、川音が響き渡ります。
夏に訪れると水しぶきが風に乗って細かなミストになり、身体がスッと軽くなるような清涼感が味わえます。
【滝と渓流】連続して現れる3つの滝
宮島峡の最大の魅力は、この “滝の連続性” にあります。
一の滝をスタートに遊歩道を歩くと、次々に滝が現れ、まるで滝巡りの旅をしているような気分に。
二の滝
一の滝よりも静かで、どこか上品な佇まい。
階段状の岩肌を水がさらさらと流れ、透明感がより際立つ滝です。

三の滝(竜宮淵)
日陰に囲まれ、水音が反響して小さな水琴窟のような心地よさがあります。
これら3つの滝がわずか数百メートルの範囲に連続しているため、歩いている間中ずっと水音に包まれ、森林浴の癒し効果が倍増します。
私もあまりの気持ちよさに、途中のベンチでしばらくぼんやりしてしまいました。
「癒しの時間」って、こういうことなんでしょうね。
【ビーナス像】森の中に潜む12体のアート作品
宮島峡といえば、滝だけでなく、散策道にさりげなく現れる 12体のビーナス像 も名物です。

これは「宮島峡県定公園整備事業」の一環として設置されたもので、森の中にぽつんと佇む姿がとても印象的。
歩いていると、
- え、こんなところに像が?
- なんでこの表情なんだろう?
- 光の当たり方で雰囲気が全然違う!
…と、思わず足が止まる瞬間が続きます。
ブロンズ像が木漏れ日や渓流の音と交わり、アートが自然の一部として溶け込んでいるようで、「宮島峡ならではの景観だな」と感じます。
季節ごとに背景の色が変わるので、写真映えも抜群。
何度訪れても違う表情を見せてくれる場所です。
【アクセス&詳細情報】宮島峡を歩く前に知っておきたいこと
- 所在地:富山県小矢部市名ケ滝
- アクセス:あいの風とやま鉄道「石動駅」から車で約20分
能越自動車道「福岡IC」から約10分
富山市中心部から約50分
※一部道幅が狭いため、車はゆっくり走行がおすすめ。 - 駐車場(無料):一の滝付近:普通車11台・大型車2台・身障者用1台
二の滝付近:普通車3台
三の滝(竜宮淵)付近:普通車7台・大型車2台・身障者用1台
<散策コース>
- 一の滝から約1kmの遊歩道
- 足場は比較的良好、雨の日は滑りやすいので注意
- 所要40〜60分(ゆっくり歩く場合)

<周辺スポット>
- 石動曳山祭りの町並み(石動中心部)
- 稲葉山牧場(展望&ソフトクリームが人気)
- クロスランドおやべ(展望タワーが目印)
まとめ|静けさの中に魅力が詰まった「宮島峡」
宮島峡は、富山県内でもまだ“穴場”といえる自然スポット。
迫力ある滝、癒しの渓流、そして森に溶け込むビーナス像――。どれも観光地としてのバランスがよく、季節を問わずゆっくり散策できる魅力があります。
「落ち着いた場所はない?」と県外の友人から聞かれた時、私が真っ先に紹介したくなる場所の一つです。
自然音に包まれて歩く時間は、まさに心のデトックス。
写真映えも抜群なので、旅の思い出づくりにもおすすめです。
静かにじっくり楽しめる富山の秘境「宮島峡」。

ぜひ次のお休みに、癒しの時間を探しに訪れてみてください。

