こんにちは。「とやまリサーチャー」です。
今回は、富山県中新川郡上市町にある霊場 「大岩山日石寺(にっせきじ)」 をご紹介します。
参拝に訪れるたび、境内に漂う澄んだ空気に背筋が伸びる……そんな不思議な場所です。
1,300年以上の歴史をもち、国指定重要文化財にも指定されている不動明王像や三重塔、さらには“滝行”の名所としても知られ、地元では「大岩のお不動さん」と親しまれています。
2025年、日石寺のご本尊である大岩不動尊が開眼されてちょうど1300年の記念すべき節目を迎えたました。私が参拝した時も記念法要が厳かに執り行われ、多くの参拝者が訪れていました。
特別に、参拝者には「茶湯(目の薬)」とおかゆがふるまわれました。この茶湯は目に効能があるとされ、目を洗うようにして使います。おかゆも体にやさしく、旅の疲れを癒してくれました。
本記事では、歴史と信仰、そして旅情を感じられる見どころを、たっぷりご紹介します。


【富山の霊場】岩壁に刻まれた不動明王
日石寺の最大の見どころと言えば、
巨大な岩壁に彫り刻まれた高さ約3.1メートルの「不動明王像」です。
実際に前に立つと、岩肌の質感や不動明王の引き締まった表情が間近で感じられ、写真では伝わらない迫力があります。

「本当に岩から現れたような臨場感だな…」としばらく目を離せなくなりました。
周囲の杉木立と静寂が、その神秘性をさらに強く感じさせます。
【富山の霊場】三重塔と清らかな湧水
境内を歩いていると、ひっそりとそびえる三重塔が視界に飛び込んできます。
この三重塔は壁がないため内部構造が丸見え状態となっているのですが、これは資金難により建築途中で工事が中断されたためだそうです。このような仏塔は日本で唯一この塔のみと言われています。



また日石寺周辺には、清らかな湧水があちこちにあります。
境内を歩いていると、せせらぎの音が聞こえてきて、なんとなく心が落ち着くのはそのためかもしれません。
湧水は地元の生活にも深く根付いていて、後ほど紹介する「大岩そうめん」が有名になった理由の一つでもあります。
【富山の霊場】「六本滝」で滝行
日石寺といえば、もうひとつ忘れてはいけないのが 「六本滝」。
六筋の水が勢いよく落ちる姿が特徴で、ここは全国的にも珍しい滝行の道場として知られています。
近くまで行くと、滝の水しぶきと冷気が肌に伝わり、思わず背筋がシャキッとするほど。
実際に滝行を体験する人も多く、県外からわざわざ訪れる修行者もいます。
私が訪れた時も、白装束を身にまとった方が滝行を行っていて、その光景に圧倒されました。
静かな境内に、滝の轟きだけが響く瞬間は、本当に“修行の場”なのだと感じさせてくれます。

【名物そうめん】門前の料理屋―湧水の恵み
日石寺へ来たなら、ぜひ味わってほしいのが 「大岩そうめん」。
門前に立ち並ぶ老舗の料理屋で提供されており、特に夏場は行列ができるほどの人気です。 特徴は、なんと言っても 湧水で締めたコシのある麺と、素朴ながら深みのあるつゆ。
シンプルなのに、するすると箸が止まらない美味しさです。

私も初めて食べたとき、「そうめんって、こんなに味わい深かったっけ?」と驚きました。
境内を散策した後に食べる冷たいそうめんは、まさにご褒美そのものでした。
「大岩山日石寺」のアクセス&詳細情報
- 所在地:富山県中新川郡上市町大岩163
- アクセス:(電車)富山地方鉄道「上市駅」からタクシーで約15分
(車)北陸自動車道「滑川IC」から約20分 - 駐車場:無料駐車場100台(普通車・大型車対応)
- 拝観時間:境内散策は終日可能
※不動堂内部・御朱印受付は時間が変動する場合があるため、事前確認しておくと安心です。 - 周辺情報:門前に食事処が数軒並び、「大岩そうめん」を楽しめます。
※夏場は特に混雑するので早めの時間帯がおすすめです。
まとめ|【富山のパワースポット】滝行ができる「大岩山日石寺」-上市町の不動明王
大岩山日石寺は、
- 岩壁に刻まれた国指定重要文化財「不動明王」
- 杉木立に囲まれた朱色の三重塔
- 滝行で知られる「六本滝」
- 名物「大岩そうめん」
と、歴史・信仰・自然・食がそろった富山屈指の霊場です。
初めて訪れたときに感じた静けさと清らかさは今も心に残っています。
富山に来たらぜひ上市町にも足を運んでみてください。

